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第7話 翌朝、世界はまだ普通だった

last update Tanggal publikasi: 2026-09-20 20:53:49

第7話 翌朝、世界はまだ普通だった

 翌朝、如月蓮は、自分の頭蓋骨の内側で誰かが工事をしているような痛みで目を覚ました。

 目を開けても、しばらく自分がどこにいるのか分からない。

 見慣れた天井だった。

 自宅の寝室。

 カーテンの隙間から朝日が差し込み、壁際の情報パネルには午前八時十三分と表示されている。

「……最悪だ」

 声に出した途端、喉が焼けるように痛んだ。

 ベッド脇には脱ぎ捨てた上着が落ち、床には片方だけ靴下が転がっている。もう片方がどこへ行ったのかは分からない。

 眼鏡もない。

 枕元を手探りし、ようやく見つけて掛けたところで、昨夜の記憶が少しずつ戻ってきた。

 祝賀会。

 葵。

 二次会。

 高瀬。

 

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